●声の文庫リスト● |
図書
番号 |
書名 |
著者 |
出版社 |
巻数 |
内容 |
2 |
歌舞伎への旅立ち
|
黒川光弘 |
リバティ書房 |
3 |
歌舞伎の主要な演目の成り立ちを、実際に現地を尋ねながらやさしく解説しています。 |
3 |
おんな三四郎83才
宙をとぶ |
内藤洋子 |
エフエー出版 |
2 |
女性の黒帯第一号小崎かつ子さんの伝記。ユーモアたっぷりに元気いっぱいの女性柔道家の おいたちから現在までを紹介しています。 |
4 |
見えない絆 |
村松建夫 |
エフエー出版 |
3 |
結婚、家庭、生きている充実感、愛する人、愛されている喜びを深い思いでつづる名編。 |
5 |
あったかい手と手 2 |
石原美智子:文
小寺伯朋:写真 |
エフエー出版 |
2 |
人は誰でも年をとる。こんな施設だったら是非入れてほしいなと思う、ある特養ホームの記録と写真です。 |
6 |
秀吉の枷(上) |
加藤廣 |
日本経済新聞社 |
8 |
「本能寺の変」の後、遠く離れた地から電光石火で京に戻り、謀反人
・明智光秀の首を取る。 この「中国大返し」に太閤伝説最大の謎が潜む。信長の跡目争いに羽柴秀吉を突き動かした、ある使命とは。
そして本能寺に隠された秘密とは。ベストセラー『信長の棺』
(「声の文庫bQ5」)の続編です。
|
7 |
秀吉の枷(下) |
加藤廣 |
日本経済新聞社 |
7 |
比類なき軍事・政治手腕と財力を武器に天下を平定。官位も最高位に上りつめながら、 独裁を強めた晩年は横暴で奇矯なふるまいへ。ついに人心は離れていく―。豊臣秀吉の最期、
物語は衝撃の結末を迎える。 |
8 |
ペット病院にいらっしゃい |
石井万寿美 |
リバティ書房 |
2 |
獣医である著者が毎日接しているペットの犬や猫、そしてその飼い主たちの尽きない話。 |
9 |
八つ墓村 |
横溝正史 |
角川書店 |
9 |
戦国のころ、三千両の黄金を携えた八人の武者がこの村に落ちのびた。だが欲に目の眩んだ 村人たちは八人を惨殺。その後、不祥の怪異があい次ぎ、以来この村は"八つ墓村"と呼ばれる
ようになったという。現代ホラー小説の原点とも言うべき金田一耕助シリーズ最高傑作。 |
10 |
大迷宮 |
横溝正史 |
角川書店 |
4 |
サイクリングの途中、激しい夕立に会った立花滋少年と従兄の謙三は、古びた洋館に泊めて もらった。剥製の動物がぎっしりと陳列された不気味な動物室を始め、奇怪な造りをしたその建物には、
十年前、行方不明になった世界的なサーカス王の遺児、剣太郎が家人と共に住んでいた |
11 |
人形佐七捕物帳 |
横溝正史 |
光文社 |
6 |
人形のようなよい男、おなじみ佐七親分は、神田お玉が池で親の代から十手捕縄を預かる御用聞き。 恋女房のお粂、乾分の巾着の辰五郎とうらなりの豆六の佐七一家が、次々に起きる怪事件の謎を追って、 花のお江戸を東奔西走する!四季折々の風物に彩られた十編を収録。
|
12 |
夢の花束 |
森下幸恵 |
エフエー出版 |
1 |
障がい者の少女が書いたからすばらしいのではなく、"太陽の家"でしなやかに生きる幸恵さんの 感受性がすばらしいから感動を呼ぶのです。
|
13 |
明智左馬助の恋 |
加藤廣 |
日本経済新聞社 |
8 |
歴史の大きなうねりに飲み込まれながらも、ある女性への思いを貫いた一途な男、明智左馬助。 義父・光秀の腹心でもある彼の純愛を主題に「本能寺の変」のもうひとつの意味を浮き彫りにする。
『信長の棺』『秀吉の枷』に続く「本能寺」三部作完結!
|
14> |
いつかの未来は夏の中 |
小沢由美 |
七賢出版 |
2 |
やりたい事をやらなきゃ「いのち」がもったいない。会いたい人に会わなきゃ、つまらない…。 今、生きているその場所が、いのちに一番近い場所。第9回、10回ありのまま記録大賞の受賞作品に、
日々の思いなどを加筆したものです。 |
16 |
亭主を早死にさせる
家庭料理 |
伊藤華ず枝 |
リバティ書房 |
3 |
亭主殿を過労死から守るための健康を考えた家庭料理と、明るい笑顔の大切さを考えた本。 |
21 |
新宿職安前託老所 |
鈴木輝一郎 |
出版芸術社 |
4 |
昼間の間だけ老人を預かる新商売「託老所」とは?こみ上げるおかしさと人生の恐さが交錯する傑作。 |
24 |
病める時の力 |
佃 和男 |
いのちのことば社 |
2 |
人間が病気になったとき何が本当の力になるのか。ホスピスの牧師の経験から貴重なエピソードが語られる。 |
25 |
信長の棺 |
加藤廣 |
日本経済新聞社 |
9 |
本能寺の変後、信長はどこへ消えたか―。光秀謀反にちらつく秀吉の陰謀。阿弥陀寺の僧侶が握る秘密の鍵。 そして、主人公・太田牛一が最後につかんだ驚愕の事実とは。日本史最大の謎に挑んだ本格歴史ミステリー。 |
26 |
子供は地球のヒーローだジョンさんちの子育て磯野家の子育て |
ジョン・ギャスライト磯野正典共著 |
リバティ書房 |
3 |
作家、コラムニストとして活躍中のジョン・ギャスライト氏と、アナウンサー、作家、 ボランティアコーディネーターと多彩な顔を持つ磯野正典氏が、自らの子供時代を語り
わが子が育つ未来へ熱い思いを託す。 |
27 |
六十六の暦 |
澤地久枝 |
講談社 |
6 |
女ひとりしなやかに生きて、六十六歳の爽やかなチャレンジ。小さな愛を見つけながら 今を大切に暮らす幸せ。確かなやさしい視線で見つめる人生の光と影。 |
29 |
負けとったらいかんじゃん |
藤崎康夫 |
エフエー出版 |
2 |
ロングセラー「1リットルの涙」の児童版。難病と懸命に戦いつづけた木藤亜矢さんの生きる勇気を描く。 |
30 |
生協の白石さん |
白石昌則
東京農工大学の学生の皆さん |
講談社 |
2 |
東京農工大生協の「ひとことカード」に寄せられる要望やユニークなメッセージに、 誠実で機知に富んだ回答をしてくれる生協の白石さん。おかしくて癒される、学生と白石さんとの
コミュニケーション「ひとことカード」の傑作選。 |
31 |
わかりやすい歌舞伎鑑賞の手引き |
黒川光弘:監修大内美予子:著 |
リバティ書房 |
3 |
一緒に歌舞伎を見ましょうと著者がお誘いのメッセージを発信しています。前半は 知っておくと役に立つ歴氏や約束事、時代背景などの基礎知識、後半は代表的歌舞伎ドラマ、 鳴神、忠臣蔵、白波五人男などがとりあげられ、その見所、面白さがセリフ入りで解かり易く 解説されています。 |
32 |
浜松方式でボケは防げる治せる |
金子満男 |
講談社 |
4 |
ボケの診断と治療の仕方が大きく変わりました。脳リハビリで、小ボケ、中ボケの症状が ぐんぐん良くなります。ボケの早期発見、早期治療で名高い浜松方式の生みの親が教える
大ボケにならない、ならせない秘訣のすべてを実例で紹介しています。 |
33 |
笑うカイチュウ 寄生虫博士奮闘記 |
藤田紘一郎 |
講談社 |
4 |
消えたはずの寄生虫病が国際交流で復活した。ヒトと寄生虫がおりなす超おもしろメディカルエッセイ。 |
34 |
危険な童話 |
阿刀田 高 |
新潮文庫 |
4 |
不意に暗転するメルヘンの世界。人間心理の強暴な衝撃を描く表題作の他、「茜色の空」 「女に向かない仕事」など全10篇を収録しています。阿刀田高さんの描く夢と戦慄の世界を
お楽しみください。 |
35 |
ナポレオン狂 |
阿刀田 高 |
講談社 |
5 |
直木賞受賞作品の「ナポレオン狂」をはじめ13の作品が楽しめます。日常生活の中に潜む サスペンス、夢が現実に、笑いが恐怖に、絶妙なドンデン返しが繰り広げられます。
|
36 |
空飛ぶ寄生虫 |
藤田紘一郎 |
講談社 |
5 |
国際環境事情に疎く無防備な日本人。渡航先で奇病、珍病にかかり悩む人が増えている。 輸入感染症の実態を語る痛快エッセイ。 |
37 |
鉄道員(ぽっぽや) |
浅田次郎 |
集英社 |
5 |
廃線の決まった鉄道の終着駅を守る駅長が、定年を前に亡くした娘や妻に対する思いを描く 表題作をはじめ、浅田次郎がしみじみ紡ぎ出す短編集。 |
38 |
三つ首塔 |
横溝正史 |
角川文庫 |
6 |
はなやかな還暦祝いの席が一転して陰惨な三重殺人現場に変わった。殺されたのは アクロバットダンサー。謎の男。そして探偵。宮本音禰に課せられた、謎の男との結婚を 条件とした遺産相続が巻きおこす事件の裏には愛欲と同性愛におぼれる男女の姿があった。 本格推理とメロドラマの融合を試みた傑作小説。 |
40 |
夫の始末 |
田中澄江 |
講談社 |
5 |
女流文学賞、紫式部文学賞ダブル受賞作品。夫婦のあり方を問う話題の本。野の花と山を 愛する妻87歳、劇作家の夫90歳。敬い援けあってともに歩んだ60年。
|
41 |
聖書入門 |
栗原佐代子 |
名古屋YWCA |
3 |
キリスト教について知りたい、聖書を読んでみたい…という方々のために、著者が 易しいことばで書いてくださいました。 |
42 |
かなしみの歳時記 |
祖父江文宏 |
中央法規出版株式会社 |
3 |
養護施設での子供たちの生活の様子を描いています。 |
43 |
近代美術の100年愛知県美術館のコレクション |
愛知県美術館 |
愛知県美術館学芸員 |
7 |
愛知県美術館の5周年を記念して刊行された所蔵作品の手引きです。愛知県美術館のコレクションがどのような視野のもとに形成されてきたかを紹介しています。 |
48 |
「妻の日記」夫、石原裕次郎の覚悟 |
石原まき子 |
主婦と生活社 |
7 |
裕さん、私をだましたのですか。妻の日記にはなにが書かれていたのか。いま明かされる 石原裕次郎最後の10年間。 |
49 |
金田一耕助のモノローグ |
横溝正史 |
角川文庫 |
3 |
昭和20年4月1日から始まった約3年半にわたる岡山での疎開生活。横溝正史は肥たごをかつぎ、 畑を耕しながら、土地の人々との交流を深めた。玉音放送を聞いた途端、猛烈な創作が
始まった。数々の名作が生まれた背景を、横溝正史が自ら綴った想い出の記。 |
50 |
現代日本のエッセイストシリーズ5触れる喜び |
足立すみ子 |
近代文藝社 |
2 |
視覚障がい女性のエッセイ集。病魔との長い闘いの中からも心を汚すことなく、 真珠ひとつを口に含んだような、さわやかな作品群。表題「触れる喜び」他、ゴッホ展雑感 、死線、命を拾って、色違いの靴、等。 |
51 |
はぐれ五右衛門 |
鈴木輝一郎 |
双葉社 |
6 |
仕事を探すはぐれ素破石川五右衛門と弟子の坂本小虎に転がり込んだ依頼は徳川家康の 手にある「梨地之陽根」と曽呂利新左エ門の手にある「子安の陰核」を強奪する事。その影の 依頼者は豊臣秀吉と淀君。大阪城への侵入、淀君との恋、そしてどんでん返しの石川五右衛門の 釜煎り。痛快時代劇。 |
52 |
みなさまとご一緒に(島田麗子発言集) |
「日の丸・君が代」の強制を考える市民ネットワーク事務局 |
「日の丸・君が代」の強制を考える市民ネットワーク事務局 |
1 |
1999年12月23日「日の丸・君が代」シンポジュームで、島田麗子さんがクリスチャンの立場で 発言されたものを要約したものです。 |
53 |
死仮面 |
横溝正史 |
角川文庫 |
4 |
昭和23年秋、「八つ墓村」事件を解決した金田一耕助は、岡山県警へ挨拶に立ち寄った。 ところがそこで、耕助は磯川警部からぶきみな死仮面にまつわる話を聞かされる。東京で
人を殺し、岡山に潜伏中の女が腐乱死体で発見され、現場に石膏のデスマスクが残されていた。 |
54 |
夕映えの雲 上 |
三宅千代 |
角川書店 |
6 |
空は夕映えである。雲が雅子に囁きかける。「このまっ赤な雲にまでのぼってこれる道が ある。今、お前は小さいので、とてもくることはできないけれど、いつかはどんどん歩いて
これるだろう。湖があって、美しいお菓子で出来た家が建っている。そこにはとてもやさしい人が いて、お前のくるのを待っている。上巻―(「夕映えの雲」より)
|
55 |
夕映えの雲 中 |
三宅千代 |
角川書店 |
6 |
戦記としても秀逸で、本書での白眉の部分だが、作者の無視の精神が徹っているからだろう。 ダナオ湖周辺のジャングルで遭遇した幻影の女身は、虚実を越えた夫婦愛の象徴として、
戦後永く、このカップルの胸中を漂い、この作品を最も美しく支えているイメージとなっている。 清水 信(巻末「鑑賞」より) |
56 |
夕映えの雲 下 |
三宅千代 |
角川書店 |
6 |
全滅のレイテ戦線から奇蹟の生還を果たした夫の戦後闘病を守って、ひたむきに行き抜いた 一人の女性の果敢な行路愛と病苦に包まれる日を重ねて、夫の死の直前に新病院の建設を
成し遂げるという叙述は、堅牢な筆致の中に、歌人のみずみずしい抒情をたたえて、 みごとな成功に導いている。(前田 透跋より) |
59 |
「働きバチ」の回想(中日文化センター 文学特別セミナー) |
三宅千代 |
講演レジメ |
1 |
中日文化センター・文学特別セミナーでの三宅千代さんの講演レジメ。歌人として、また、 長編小説「夕映えの雲」で第16回新美南吉文学賞受賞作家として、そして眼科三宅病院会長
としても活躍する三宅千代さんが、波瀾に満ちた半生を振り返り、文学や人生論、青少年の犯罪、 日本の未来と希望を語る。 |
60 |
支那扇の女 |
横溝正史 |
角川文庫 |
5 |
鮮血が飛び散る部屋の中で、血溜りに鼻を押しひしゃげて突っ伏す寝巻き姿の女。 そして凄まじい形相をした老婆の死。等々力警部と金田一耕助はただちに聞き込みを
開始する。使用された凶器の意外な捨て場所。さらに70年前の毒殺事件とのからみが 事件を複雑化する。謎の因縁話に秘められた斬新なトリック。横溝正史の傑作長編推理。
ほかに「女の決闘」を収録。 |
63 |
鳥が教えてくれた空 |
三宮麻由子 |
日本放送出版協会 |
4 |
あなたは鳥と話したことがありますか。夜明け、空の高さ、季節の移ろい、人との出会い…。 光を失った少女が、鳥のさえずりに遊び、広げていった世界。好奇心旺盛なこの少女は、
自然との出会いから人とのつながりを深め様々なことに挑戦していく。 |
64 |
目覚める日の朝 |
相浦和生他5名 |
大島純馬 |
3 |
名古屋市およびその近郊にある教会の牧師6名によるエッセイ集。牧師という立場上 「神との対話」が基本ではあるが、著者の人間性も垣間見られて興味深い。
15のテーマが設定され、1篇が800字程度にまとめられているのでたいへん読みやすくなっている。 |
65 |
魔女の暦 |
横溝正史 |
角川文庫 |
6 |
金田一耕助に宛てられた予告殺人にもかかわらず、浅草のストリップ劇場を背景に つぎつぎと起こる殺人事件。ストリッパーたちがくりひろげる錯綜した人間間系が いっそう捜査当局の手を焼かせ、解決のめどが立たない。さて金田一耕助の推理は…。ほか一編収録。 |
67 |
仮面劇場 |
横溝正史 |
角川文庫 |
6 |
瀬戸内海の真っ只中に木の葉のように浮かぶ1艘の小船。その上にしつらえた大きなガラスの 柩の中には一人の美少年が。助け出された少年が盲聾唖の三重苦とわかった時ひどく同情した
裕福な未亡人が彼を引き取った。それが恐ろしい連続殺人事件の発端になろうとは…。他2編収録。 |
68 |
『自分の国』を問いつづけて-ある指紋押捺拒否の波紋- |
崔善愛 |
岩波書店 |
2 |
在日3世のチェ・ソンエさんは1981年外国人登録で指紋押捺を拒否し、幾度となく 日本の裁判所に自らの主張を訴えますが、それは大変困難な闘いでした。 |
69 |
幽霊男 |
横溝正史 |
角川文庫 |
5 |
等々力警部が真っ先にホテルのバスルームへ飛び込んだ。そこには、湯を真っ赤に染めて 浴槽に浮かぶ全裸の女の死体が…。ブームに乗って大いに繁盛するいかがわしい興味本位の
ヌードクラブ。金田一耕助と等々力警部の目の前でそこに所属する3人の女が次々に惨殺された。 |
70 |
びっくり箱殺人事件 |
横溝正史 |
角川文庫 |
5 |
箱の蓋をはね上げパネル仕掛けの人形のように男が飛び出した。だが瞬間、前のめりに 倒れこむと激しい痙攣を始めた。男の胸には箱の中に強いスプリングでとめられた鋭い短剣が
突き刺さっていた。スリラー風軽演劇「パンドーラの匣」の舞台で起こった恐怖の殺人事件。他一編収録。 |
71 |
悪魔の手毬唄 |
横溝正史 |
角川文庫 |
8 |
岡山と兵庫の県境。四方を山に囲まれた鬼首村。この地に昔から伝わる手毬唄が次々と 奇怪な事件を引き起こす。数え唄の歌詞通りに人が死ぬのだ。現場に残される不思議な暗号は
何を意味するのか?事件の真相を探るうちに20年前に迷宮入りになった殺人事件が浮かび上がってくる。 |
72 |
女王蜂 |
横溝正史 |
角川文庫 |
8 |
伊豆半島の南方にある月琴島に源頼朝の後裔と称する大道寺家が住んでいた。絶世の美女 大道寺智子が島から養父のいる東京に引き取られる直前不気味な脅迫状が舞い込んだ。
これには19年前に起きた智子の実父の変死事件が尾を引いているらしい。大胆なトリックの本格探偵小説。 |
73 |
老いてこそ人生 |
石原慎太郎 |
幻冬社 |
5 |
健全な精神が老いていく肉体を守ってくれる…。常に正面きって向かい合う生き方を貫いてきた 著者の、生老病死に対する冷静で懸命な姿勢。老いを迎え討つ精神を謳った勇気を与えてくれる一冊。
|
74 |
吸血蛾 |
横溝正史 |
角川文庫 |
5 |
ファッション・モデルの滝田加代子の死体を詰めた木箱がアトリエに届けられたのが惨劇の 第一ページであった。奇々怪々。オオカミつきの伝説によみがえった血も凍るオオカミ男の 跳梁に挑戦する名探偵金田一耕助の推理は…。 |
75 |
時雨のあと |
藤沢周平 |
新潮文庫 |
5 |
兄の立ち直りを心の支えに苦界に身を沈める妹みゆき。不遇な町人や下級武士を主人公に、 江戸の市井に咲く小哀話を、繊麗に、人情味豊かに描く傑作短編全7話。
|
76 |
わがままな女は幸せになれる Let's自己表現・自己主張トレーニング |
河村ふみ |
femix |
3 |
爽やかに自己主張するにはどうしたらいいのか?本書のすすめるわがままは、他人を 不快にしたり思い通りにしてしまう自分勝手とは違って、本人も周りの人も気持ちよく
させるものです。言いたいことを言うのはわがままではないかと思っている方に。 |
77 |
犬神家の一族 |
横溝正史 |
角川文庫 |
7 |
犬神財閥の創始者犬神佐兵衛は、血で血を洗う葛藤を予期したかのような条件を課した 遺言状を残して永眠した。金田一耕助に協力を要請していた顧問弁護士事務所の若林が 殺害されたのは次々と起こる連続殺人事件の発端に過ぎなかった。日本の推理小説史上の不朽の名作。 |
78 |
なぜ外務省はダメになったか−甦れ、日本外交 |
村田良平 |
扶桑社 |
8 |
2001年の外交機密費流用に端を発した外務省問題は、北朝鮮の不審船引き揚げ問題、 瀋陽の日本総領事館での亡命未遂事件、鈴木宗男の逮捕と、とどまるところを知らない。 落日の外務省に陽はまた昇るのか。事務次官、駐米大使などを務めた著者が、問いかける日本外交の実態。 |
79 |
おこしやす
−京都の老舗旅館「柊家」で仲居六十年 |
田口八重 |
栄光出版社 |
2 |
明治42年生まれの著者は、28歳で京都の老舗旅館、柊家の仲居に。離婚後、一人息子を抱え、 生活の為に選んだ仕事。しかし、それから60年、90歳を過ぎた今も現役人生を送る。徳川家達公、
川端康成、林芙美子、三島由紀夫らとの回想やエピソードの数々。 |
80 |
金田一耕介ファイル17−仮面舞踏会 |
横溝正史 |
角川文庫 |
11 |
裕福な避暑客の訪れで活気を見せ始めた夏の軽井沢を脅かす殺人事件が発生した。 被害者は画家の槇恭吾、有名な映画女優・鳳千代子の三番目の夫である。千代子は、
過去二年の間、毎年一人ずつ夫を謎の死により失っていた。金田一耕助は早速事件解決に乗り出すが! |
81 |
海鳴り(上) |
藤沢周平 |
文春文庫 |
5 |
はじめて白髪を見つけたのは、いくつのときだったろう。骨身をけずってむかえた四十の坂。 残された日々は、ただ老い朽ちてゆくばかりなのか。家は闇のように冷えている。
紙商・小野屋新兵衛は、やがて、薄幸の人妻丸子屋のおかみおこうに、果せぬ想いをよせてゆく。 |
82 |
海鳴り(下) |
藤沢周平 |
文春文庫 |
5 |
このひとこそ生涯に真の同伴者。小野屋新兵衛は、人妻・おこうとの危険な逢瀬に、 この世の仄かな光を見出だした。しかし、闇はさらにひろく深い。悪意にみち奸計を はりめぐらせて…。これこそ藤沢調として、他の追随をゆるさぬ人情物語の名品!
|
83 |
日本に帰れなかった男たち |
大森仁
東田麻希 |
音吉の会 |
1 |
1832年(天保三年)、十四人の男たちが乗った船は遭難し、生き残った三人はアメリカ西海岸へと 漂着した。その後はハワイ、ロンドン、そして中国マカオまで渡り、ついには英語聖書の日本語への 翻訳を助けるという、日本人で最初の業績を果たすことになる。 |
85 |
獄門島 |
横溝正史 |
角川文庫 |
7 |
獄門島へ金田一耕助が渡ったのは復員船の中で死んだ戦友、鬼頭千万太に遺言を託された ためだった。『三人の妹たちが殺される…おれの代わりに獄門島へ行ってくれ…』鬼頭家を
訪れた金田一は、美しいが、どこか尋常でない三姉妹に会った。だが悪夢のような連続殺人事件が! 後世の推理作家に多大な影響を与えたミステリーの金字塔!
|
87 |
スペードの女王 |
横溝正史 |
角川文庫 |
5 |
片瀬の沖に浮かぶ若い女の変死体。その女の首はなく、内股にはスペードのクイーンを あしらった刺青が!それは今は亡き名人彫物師彫亀の作で、全く同じ刺青をしたもう一人の女が 行方不明であることが判明した。いったい殺されたのはどちらの女なのか?そして彫亀が二人目の 女にほどこした細工とは?複雑にからみ合う謎に金田一耕助が挑戦。 |
88 |
不死蝶 |
横溝正史 |
角川文庫 |
6 |
蝶が死んでも、翌年美しくよみがえるように、いつか帰ってきます」二十三年前、謎の言葉を 残し姿を消した一人の女。当時、鍾乳洞殺人事件の容疑者だった彼女は、疑いをはらすべく
因縁の地に戻ってきた。だが、その彼女の眼前で、再び殺人が起きた!迷路のように入り組んだ 鍾乳洞で、続発する殺人事件の謎を追って、金田一耕助の名推理が冴える!
|
89 |
白と黒 |
横溝正史 |
角川文庫 |
9 |
平和に見えた団地内に突如、怪文書が横行し始めた。プライバシーを暴露した内容に人々は戦慄! その矢先、団地のダスターシュートから、タールまみれの女の死体が発見された。金田一耕助が、 近代的な団地を舞台に展開する鮮やかな推理。 |
90 |
病院坂の首縊りの家 |
横溝正史 |
角川文庫 |
15 |
病院坂と呼ぶほど隆盛を極めた大病院は、昔薄幸の女が縊死した屋敷跡にあった。天井にぶら下る 男の生首…二十年を経、迷宮入りされた事件を等々力警部と金田一耕助の執念で解明。
|
91 |
バカの壁 |
養老孟司 |
新潮新書 |
3 |
「いくら話しても相手にわかってもらえない」「自分の思いがなかなか相手に伝わらない」等々、 コミュニケーションを成立させることの難しさ、人と人との間に立ちはだかる見えない「壁」を 様々な視点から解説しています。 |
92 |
悪霊島 |
横溝正史 |
角川文庫 |
14 |
アメリカ帰りの億万長者に依頼された尋ね人の仕事で、久しぶりに岡山を訪れた金田一耕助は、 磯川警部に会って旧交を暖めた。だがそれも束の間、警部の話から、目的の人物らしき男が怪死した
ことや、出身地の刑部島に一大レジャー施設を建設中の依頼人越智竜平が島の人々の反感を買っている事を 知って、金田一は前途に不吉な事件の予感を感じるのであった。
|
93 |
悪魔が来たりて笛を吹く |
横溝正史 |
角川文庫 |
9 |
世の中を震撼させた青酸カリ毒殺の天銀堂事件。その事件の容疑者とされていた椿元子爵が 姿を消した。「これ以上の屈辱には耐えられない」という遺書を娘・美禰子に残して…。
そして富士の樹海で彼の死体が見つかるが、以来どこからともなく聞こえる ”悪魔が来たりて笛を吹く”というフルートの音色とともに、連続殺人事件が椿家を襲う。
|
94 |
12歳からの被災者学
-阪神・淡路大震災に学ぶ78の知恵- |
メモリアル・コンファレンス・イン神戸 |
日本放送出版協会 |
5 |
いま地震が来たら、あなたはどうする?地震はいつ起きるかわからない。しかも世界の地震の 10分の1は日本で起こっている。本書は、地震に備えての防災の心得から、被災者の心のケアを
含めた対処の方法まで、ゲームを交えながらさまざまな疑問に答える。各界の専門家32名の執筆に よる78の知恵には、命を守る方策がいっぱい詰まっている。
|
95 |
蝉しぐれ |
藤沢周平 |
文春文庫 |
9 |
清流とゆたかな木立にかこまれた城下組屋敷。普請組跡とり牧文四郎は剣の修業に余念ない。 淡い恋、友情、そして非運と忍苦。苛烈な運命に翻弄されつつ成長してゆく少年藩士の姿を、 精気溢れる文章で描きだす待望久しい長篇傑作! |
96 |
キリストの誕生 |
遠藤周作 |
新潮文庫 |
6 |
十字架上で無力に死んだイエスは死後“救い主”と呼ばれ始める…。 残された人々の心の痕跡を探り、人間の魂の深奥のドラマを描く。 |
97 |
百聞は一見をしのぐ!? |
エイブルアートジャパン |
エイブルアートジャパン |
3 |
美術館関係者、視覚障がい当事者、市民グループのメンバー、研究者など、さまざまな立場、 角度から、視覚に障がいのある人との言葉による美術鑑賞の可能性を探り紹介したハンドブックです。
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98 |
さおだけ屋はなぜ潰れないのか |
山田真哉 |
光文社新書 |
3 |
この本は、「会計が嫌い」「会計が苦手」「会計を学んでも意味がない」と思っている方のためにあります。 日々の生活に転がっている「身近な疑問」から考えはじめることで、会計の重要なエッセンスを学んでいきます。
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99 |
死の壁 |
養老孟司 |
新潮新書 |
3 |
誰もが必ず通る道でありながら、目をそむけてしまう「死」の問題。死の恐怖といかに向きあうべきか。 なぜ人を殺してはいけないのか。生と死の境目はどこにあるのか。養老孟司の新潮新書第二弾。
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100 |
超バカの壁 |
養老孟司 |
新潮新書 |
3 |
若者の問題、自分の問題、テロの問題、男女の問題、子どもの問題、お金の問題…。 現代人の抱える様々な「壁」を超えるヒントが詰まった、「バカの壁」「死の壁」に続く第3弾。 この「壁」を超える方法は、自分の頭で生み出せ! |
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御宿かわせみ |
平岩弓枝 |
文春文庫 |
5 |
大川端の小さな宿「かわせみ」の女主人るいと与力の弟で若年ながら剣の達人東吾は、 幼馴染の忍ぶ仲…江戸情緒あふれる人情捕物帳。「初春の客」「花冷え」「卯の花匂う」
「秋の蛍」「倉の中」「師走の客」「江戸は雪」「玉屋の紅」の8編。 |
102 |
御宿かわせみ2
江戸の子守唄 |
平岩弓枝 |
文春文庫 |
5 |
七重との縁談をすすめられた東吾は、るいに気を使いしばらくかわせみから遠ざかる。 一方るいはかわせみに置き去りにされた子供の世話に夢中になる…。表題作のほか 「お役者松」「迷子石」「幼なじみ」「宵節句」「ほととぎす啼く」「七夕の客」「王子の滝」の全8編。 |
103 |
御宿かわせみ3
水郷から来た女 |
平岩弓枝 |
文春文庫 |
6 |
江戸の町に子供の拐かしが続いて起こっている頃、狸穴の方月館に女剣士の道場破りやって来た。 そしてなんと嘉助の孫娘お三代が拐かされた。表題作の他「秋の七福神」「江戸の初春」
「湯の宿」「桐の花散る」「風鈴が切れた」「女がひとり」「夏の夜ばなし」の全8編。 |
104 |
御宿かわせみ4
山茶花は見た |
平岩弓枝 |
文春文庫 |
5 |
万石屋に押し込みが入り、乳母の娘おきくの証言により賊が捕らえられた。しかしその盗賊が 島抜けした…。表題作のほか「女主人殺人事件」「女難剣難」「江戸の怪猫」「鴉を飼う女」
「鬼女」「ぼてふり安」「人は見かけに」「夕涼み殺人事件」の全9編。
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105 |
御宿かわせみ5
幽霊殺し |
平岩弓枝 |
文春文庫 |
5 |
かわせみにやって来た長助は貸席屋やなぎの主人安兵衛が幽霊に化けた女中を殺した話をした。 源三郎はその話の中に不審なものを嗅ぎつけた。表題作のほか「恋ふたたび」「奥女中の死」
「川のほとり」「源三郎の恋」「秋色佃島」「三つ橋渡った」の全7編。 |
106 |
御宿かわせみ6
狐の嫁入り |
平岩弓枝 |
文春文庫 |
4 |
江戸のはずれで狐の嫁入りが目撃され、段々と町中にやってきた。材木問屋木曾万の娘およねは 金貸し検校の息子のところに嫁ぐことになったのだが…。表題作のほか「師走の月」「迎春忍川」
「梅一輪」「千鳥が啼いた」「子はかすがい」の全6編。 |
107 |
御宿かわせみ7
酸漿は殺しの口笛 |
平岩弓枝 |
文春文庫 |
4 |
かわせみに葛西船で野菜を売りに来る娘が子供の時に別れた母親に会いにやってきた。 例によってかわせみの連中が力を貸すのだが…。表題作のほか「春色大川端」「玉菊灯籠の女」
「能役者、清太夫」「冬の月」「雪の朝」の全6編。 |
108 |
御宿かわせみ8
白萩屋敷の月 |
平岩弓枝 |
文春文庫 |
6 |
兄の神林通之進の使いで旗本青江但馬の別宅、根岸の白萩屋敷に出掛けた神林東吾は、女主人の 顔に残るむごたらしい火傷の痕に一驚する−表題作のほか「美男の医者」「恋娘」「絵馬の文字」
「水戸の梅」「持参嫁」「幽霊亭の女」「藤屋の火事」の全8篇。 |
109 |
御宿かわせみ9
一両二分の女 |
平岩弓枝 |
文春文庫 |
5 |
かわせみの客で塗物問屋輪島屋の連れが、約束の日時になってもやってこない。どうやら 「安囲いの女」のところに泊まっていたようである。表題作のほか「むかし昔の」「黄菊白菊」 「猫屋敷の怪」「藍染川」「美人の女中」「白藤検校の娘」「川越から来た女」の全8編。 |
110 |
御宿かわせみ10
閻魔まいり |
平岩弓枝 |
文春文庫 |
5 |
浅草寺の閻魔堂で、湊屋の姪でお民という娘が晴れ着を切られて怪我をした。そして今度は 初午の日に湊屋の娘お駒が殺された。表題作のほか「蛍沢の怨霊」「金魚の怪」「露月町・白菊蕎麦」
「源三郎祝言」「橋づくし」「星の降る夜」「蜘蛛の糸」の全8編。 |
111 |
御宿かわせみ
二十六夜待の殺人 |
平岩弓枝 |
文春文庫 |
5 |
二十六日の月の出を待ち一句ひねろうと、同好の士と目白不動へ出かけた俳諧師が川に浮かぶ。 傍らに半紙にしたためた不出来な句が残っていた―。表題作ほか「神霊師於とね」「女同士」
「牡丹屋敷の人々」「源三郎子守歌」「犬の話」「虫の音」「錦秋中山道」の全8篇。 |
112 |
御宿かわせみ12
夜鴉おきん
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平岩弓枝 |
文春文庫 |
5 |
江戸の町に盗賊が跳梁していたが、襲われた家では必ず小僧か手代が一人斬り殺されていた。 東吾はこの頃流行っている抜けまいりに不審を抱く。表題作のほか「酉の市の殺人」「春の摘み草」 「岸和田の姫」「筆屋の女房」「江戸の田植歌」「息子」「源太郎誕生」の全8編。 |
113 |
御宿かわせみ13
鬼の面
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平岩弓枝 |
文春文庫 |
5 |
立春早々日本橋の麻苧問屋信濃屋の主人吉三郎が殺された。下手人としてしょっぴかれたのは、 かわせみに泊まっている和助だった。表題作のほか「夕涼みの女」「大川の河童」「麻布の秋」 「忠三郎転生」「雪の夜ばなし」「春の寺」の全7編。
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114 |
御宿かわせみ14
神かくし
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平岩弓枝 |
文春文庫 |
5 |
神田では若い娘の神かくしが流行っていた。源三郎が東吾を引っぱり出し、東吾は3人の 神かくしを次々と解決していく。表題作のほか「梅若塚に雨が降る」「みずすまし」「天下祭の夜」
「目黒川の蛍」「六阿弥陀道しるべ」「時雨降る夜」「麻生家の正月」の全8編。
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115 |
御宿かわせみ15
恋文心中 |
平岩弓枝 |
文春文庫 |
5 |
東吾は軍艦繰練所で昵懇になった坪内文二郎という男から相談をされた。彼の妹が仕える さる御後室が大事な文を盗まれ強請られているという。表題作のほか「雪女郎」「浅草天文台の怪」 「わかれ橋」「祝言」「お富士さんの蛇」「八朔の雪」「浮世小路の女」の全8編。 |
116 |
御宿かわせみ16
八丁堀の湯屋 |
平岩弓枝 |
文春文庫 |
4 |
嘉助は久しぶりに亀島町の大黒湯に行ってみた。その大黒湯の女湯の中で同心松田庄三郎が 小刀を胸に突き立てられて殺された。表題作のほか「ひゆたらり」「びいどろ正月」
「黒船稲荷の狐」「吉野屋の女房」「花御堂の決闘」「煙草屋小町」「春や、まぼろし」の全8編。 |
117 |
御宿かわせみ17
雨月 |
平岩弓枝 |
文春文庫 |
5 |
東吾とるいは宗太郎に誘われて菊見に行った帰りに長慶寺で一人の男を見かけた。子供の頃、 火事で生き別れになった兄を捜しているという。表題作のほか「尾花茶屋の娘」「伊勢屋の子守」 「白い影法師」「梅の咲く日」「矢大臣殺し」「春の鬼」「百千鳥の琴」の全8編。 |
118 |
御宿かわせみ18
秘曲 |
平岩弓枝 |
文春文庫 |
5 |
能の鷺流では宗家が急死し、息子の広信が宗家を継ぐことになったのだが、 宗家に伝えられる秘曲が広信には伝授されていなかった。表題作のほか「念仏踊りの殺人」 「松風の唄」「おたぬきさん」「江戸の馬市」「冬の鴉」「目篭ことはじめ」「菜の花月夜」の全8編。 |
119 |
御宿かわせみ19
かくれんぼ |
平岩弓枝 |
文春文庫 |
4 |
東吾は茶会に源太郎と花世のお守り役としてついていった。花世とかくれんぼをしていた源太郎は、 人が殺される様子を聞いてしまった。表題作のほか「マンドラゴラ奇聞」「花世の冒険」「残月」 「薬研堀の猫」「江戸の節分」「福の湯」「一ツ目弁財天の殺人」の全8編。 |
120 |
御宿かわせみ20
お吉の茶碗 |
平岩弓枝 |
文春文庫 |
5 |
お吉は骨董屋の売り出しで、皿や小鉢の入った大きなつづら一箱を1両で買ってきて、 その中の一つを自分の飯茶碗にした。表題作のほか「花嫁の仇討」「池の端七軒町」
「汐浜の殺人」「春桃院門前」「さかい屋万助の犬」「怪盗みずたがらし」「夢殺人」の全8編。 |
121 |
御宿かわせみ21
犬張子の謎 |
平岩弓枝 |
文春文庫 |
5 |
るいは東吾と花見に行った浅草でかわいい犬張子を買い求めた。夜になってその犬張子を 取り替えてほしいと店の主人が訪ねてきた。表題作のほか「独楽と羽子板」「柿の木の下」
「鯉魚の仇討」「十軒店人形市」「愛宕まいり」「蓮の花」「富貴蘭の殺人」の全8編。 |
122 |
御宿かわせみ22
清姫おりょう |
平岩弓枝 |
文春文庫 |
5 |
東吾が雨宿りした家で材木問屋田原屋の女主人が殺されているのが見つかった。 そして米沢町の旅籠では金五十両が紛失した。表題作のほか「横浜から出てきた男」 「蝦蟇の油売り」「穴八幡の虫封じ」「阿蘭陀正月」「月と狸」「春の雪」「猿若町の殺人」の全8編。 |
123 |
御宿かわせみ23
源太郎の初恋 |
平岩弓枝 |
文春文庫 |
5 |
源三郎の息子・源太郎は花世を歯痛に霊験あらたかだという日比谷稲荷に連れていった。 表題作のほか「虹のおもかげ」「笹舟流し」「迷子の鶏」「月夜の雁」「狸穴坂の医者」
「冬の梅」「立春大吉」の全8編。 |
124 |
御宿かわせみ24
春の高瀬舟 |
平岩弓枝 |
文春文庫 |
5 |
小網町の米屋古河屋の大旦那市太郎が古河に行った帰り行き方知れずになった。 三日後、市太郎の死体が利根川沿いの水田の近くで発見された。表題作のほか「花の雨」
「日暮里の殺人」「伝通院の僧」「二軒茶屋の女」「名月や」「紅葉散る」「金波楼の姉妹」の全8編。 |
125 |
御宿かわせみ25
宝船まつり |
平岩弓枝 |
文春文庫 |
5 |
東吾は源太郎と花世を連れて、亀戸村の宝船祭に出かけた。その祭で2つになる子供がさらわれたが、 実は二十年前にも同じことがあった…。表題作のほか「冬鳥の恋」「西行法師の短冊」 「神明ノ原の血闘」「大力お石」「女師匠」「長崎から来た女」「大山まいり」の全8編。 |
126 |
御宿かわせみ26
長助の女房 |
平岩弓枝 |
文春文庫 |
5 |
定廻り同心のお手先で功績のあったものに褒美を与えることになった。長寿庵の長助も選ばれて かわせみ一家は大喜び。表題作のほか「老いの坂道」「江戸の湯舟」「千手観音の謎」「嫁入り舟」 「人魚の宝珠」「玉川の鵜飼」「唐獅子の産着」の全8編。 |
127 |
御宿かわせみ27
横浜慕情 |
平岩弓枝 |
文春文庫 |
5 |
横浜見物をしていた東吾達は、首くくりをしようとしていた異人を助けたが、なんとそのジョンは 東吾の知り合いだった。表題作のほか「三婆」「鬼ごっこ」「鳥頭坂今昔」「浦島の妙薬」 「鬼女の息子」「有松屋の娘」「橋姫づくし」の全8編。 |
128 |
御宿かわせみ28
佐助の牡丹 |
平岩弓枝 |
文春文庫 |
5 |
佐助という男が、深川富岡八幡の牡丹の品評会で一位になった「白貴人」は自分の作だと言いだした。 表題作のほか「江戸の植木市」「梅屋の兄弟」「江戸の蚊帳売り」「三日月紋の印籠」「水売り文三」 「あちゃという娘」「冬の桜」の全8編。 |
129 |
御宿かわせみ29
初春弁才船 |
平岩弓枝 |
文春文庫 |
5 |
江戸を目指し行方を絶った荷船。その船頭の息子と知り合った東吾らが心配するなか、 父親の船頭は無事生還したが。表題作のほか「宮戸川の夕景」「辰巳屋おしゅん」 「丑の刻まいり」「桃の花咲く寺」「メキシコ銀貨」「猫一匹」の全7編。 |
130 |
御宿かわせみ30
鬼女の花摘み |
平岩弓枝 |
文春文庫 |
5 |
花火見物に出かけた麻太郎と源太郎のコンビは腹をすかせた幼い姉弟に出会う。 二人は虐待を受けていた…。表題作のほか「浅草寺の絵馬」「吉松殺し」「白鷺城の月」 「初春夢づくし」「招き猫」「蓑虫の唄」の全7編。 |
131 |
御宿かわせみ31
江戸の精霊流し |
平岩弓枝 |
文春文庫 |
5 |
「かわせみ」に新しく雇われた女中の薄幸な境遇と、江戸の精霊流しの哀感ある風情が響き合って 胸に迫る表題作のほか「夜鷹そばや五郎八」「野老沢の肝っ玉おっ母あ」「昼顔の咲く家」 「亥の子まつり」「北前船から来た男」「猫絵師勝太郎」「梨の花の咲く頃」の全8編。 |
151 |
はやぶさ新八御用帳1
大奥の恋人
<DAISY>
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平岩弓枝 |
講談社文庫 |
6 |
南町奉行根岸肥前守の懐刀隼新八郎、神道無念流の名手で頭脳明晰、心やさしい好青年だが恋には晩生。 あからさまに出来ない犯罪を、密かに探る内与力の役についている。折しも、淀橋と成子坂で2つの
殺人事件が発生、さらに、雑司ヶ谷鬼子母神での惨劇に拡大する…。 |
152 |
はやぶさ新八御用帳2
江戸の海賊
<DAISY> |
平岩弓枝 |
講談社文庫 |
5 |
本所、深川の水路に跳梁し、大藩の御用船を襲う盗賊団、船幽霊とは何者?町奉行所同心高丸龍平と共に、 海賊の謎を追う新八郎。桜まつりの飛鳥山で不審な上臈が刺殺され、続いて起こる非情な殺人。 幸せを願う哀しい女心。遂に姿を現わした意外な賊。南町奉行根岸肥前守とその配下達の、必死の探索を描く長編。 |
153 |
はやぶさ新八御用帳3
又右衛門の女房
<DAISY> |
平岩弓枝 |
講談社文庫 |
5 |
江戸の町に地震が続き、南町奉行所内が緊張する中、高木用人は途方にくれた様子。心配する新八に、 名家に嫁いだ娘の、離婚話を打ち明ける。地震騒ぎに関係があるらしい。仲立ちに訪れた新八の眼前で、 刀剣をめぐって更に大難題が持ち上るが…。次々と起こる怪事件を捌く、好評シリーズ第三集。 |
154 |
はやぶさ新八御用帳4
鬼勘の娘
<DAISY> |
平岩弓枝 |
講談社文庫 |
5 |
隠居するまでは、鬼勘と仇名されていた名御用聞き勘兵衛は、今も新八郎の老練な手足である。 その娘の小かんが御用部屋を訪ねて来た。奉公先の佐竹右京大夫家に異様な内紛が生じて、
次男の命が危いという。武家の面目を保つ、意地と苦悩の難事件。全8編。 |
155 |
はやぶさ新八御用帳5
御守殿おたき
<DAISY> |
平岩弓枝 |
講談社文庫 |
4 |
下谷の菓子舗永田屋が育てた捨て子は、大名家の姫君か?美しい御中臈が訪ねて来て、下谷では噂話が沸騰する。 南町奉行の命をうけて真相をさぐる新八郎。捨て子をめぐる人々の心の表裏に思いをめぐらす、心あたたかな
青年与力。江戸の香り豊かな、推理名作集。 |
156 |
はやぶさ新八御用帳6
春月の雛
<DAISY> |
平岩弓枝 |
講談社文庫 |
5 |
日本橋に雛市が立ち、祭りのような賑わいのさなか、若い女が2人、続けて命を失った。どちらも 男雛を懐に抱いていた。人形の呪いなど信じられない新八郎に、南町奉行根岸肥前守は或る探索を
命じたが…。雛人形に当惑しながらも、恋に迷う男女を追求する武骨な侍たち。出色の江戸捕物作品集第6集。 |
157 |
はやぶさ新八御用帳7
寒椿の寺
<DAISY>
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平岩弓枝 |
講談社文庫 |
5 |
旗本、本庄新兵衛が殺された。蔵前の札差板倉屋の離れで、こと切れていたのだ。板倉屋の娘お栄は、 本庄との祝言を目前に控えていた。ご存じ隼新八郎が鮮やかにさばく怪事件。表題作はじめ、珠玉の
江戸捕物七編を収めた大人気シリーズ第七集。
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はやぶさ新八御用帳8
春怨根津権現
<DAISY> |
平岩弓枝 |
講談社文庫 |
5 |
三河以来の直参旗本、森川家は金に困って遠縁に当たる山崎家から養子を迎えた。道楽者と評判の 山崎直三郎は30半ば、妻となる久代は14歳。祝言を間近に控え、直三郎が一服盛られた!?表題作を
はじめ7編を収録した傑作短編集。 |
159 |
はやぶさ新八御用帳9
王子稲荷の女
<DAISY> |
平岩弓枝 |
講談社文庫 |
4 |
大晦日、王子稲荷に現れた不吉な狐火と白い着物の女。そして正月早々に殺しが。しかし死体が見当たらぬ。 奇妙な事態に巷では、狐の仕業という噂もとびだした。表題作はじめ、人生の機微に触れる珠玉の7編を収録した
大人気シリーズ第9集。 |
160 |
はやぶさ新八御用帳10
幽霊屋敷の女
<DAISY> |
平岩弓枝 |
講談社文庫 |
4 |
江戸に大雪が積もった日、北町奉行所に届いた毒入りの酒を飲んで三人が死んだ。翌朝には 将軍の側近である水野出羽守の屋敷前に、切腹死体を封じ込めた雪達磨が、何者かによって置かれる。
町を覆う不穏な噂に隼新八郎が立ち向かう。表題作他全六編を収録した好評第十集。 |
161 |
はやぶさ新八御用旅1
東海道五十三次
<DAISY> |
平岩弓枝 |
講談社文庫 |
5 |
身分を隠して江戸を発ち、国許へ向かった大名の姫君をお護りせよ。主君根岸肥前守の密命を受け、 東海道を西進する隼新八郎。容易ならざる道行きには意外な結末が待っていた。大人気「はやぶさ新八」
シリーズが新たな旅に出立す! |
162 |
はやぶさ新八御用旅2
中山道六十九次
<DAISY> |
平岩弓枝 |
講談社文庫 |
6 |
主君の命によって上った京の町で、禁裡の向こうを敵に回す難事件を解決した新八郎。 江戸への帰路は、薄幸の母子を信濃まで送り届けるため、中仙道を辿ることに。だが、
街道の先々に胡乱な影が待ち受け、卑劣な罠が仕掛けられていた。 |
163 |
はやぶさ新八御用旅3
日光例幣使道の殺人
<DAISY> |
平岩弓枝 |
講談社 |
5 |
この窮状を救ってほしい-。鷹司家からの書状に、新八郎は「その人」の顔を思い浮かべた。 異変が次々に起こる例幣使一行。警護の者たちの前にも、謎と危険が立ち現れる。
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はやぶさ新八御用旅4
北前船の事件
<DAISY> |
平岩弓枝 |
講談社 |
5 |
越後、佐渡での過去の事件が今、立ち上がる。谷中の殺人事件と、お鯉の拉致事件によって、 越後に向かった新八郎に、十数年前の抜け荷船の影が差す。危うしお鯉、危うし新八郎。
人気シリーズ御用旅の第4弾。 |
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